「Google」(グーグル)とは、アメリカ合衆国の企業(LLC)、または同社が世界中に展開する検索エンジン等のインターネットサービスの愛称。
名前の由来
「Google」(グーグル)の語源は、「googolplex」(グーゴルプレックス)<10の10の100乗乗 (1010100)、つまり膨大な数の意>の短縮語「googol」。この綴りを「google」と間違ったことが名前の由来である。
命名時のエピソード
1996年、Googleの共同創業者でスタンフォード大学の同僚のラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンは最初の検索エンジンを「BackRub」(バックラブ)と呼んでいたが、その後1997年9月、同じく同僚のショーン・アンダーソンとラリーが膨大なデータのインデックス登録に関する名称を話し合っていたところ、ショーンが口頭で「googolplex」(グーゴルプレックス)<10の10の100乗乗 (1010100)>という言葉を提案し、ラリーがその短縮形の「googol」と答えた。ショーンはコンピュータ端末の前に座っていたのでインターネット上のドメイン名登録データベースを即座に検索し、新しく提案された名称がまだ登録・使用可能かどうかを確認した。しかしショーンはスペルに自信があるわけではなかったので間違って「google.com」というスペルの名前を検索してしまった。ところがラリーはこの名前を気に入り、それが使用可能であったため、数時間のうちに「google.com」というドメインを登録した(ドメイン名の登録記録は1997年9月15日に残っている)。
イントネーションについて
「Google」は英語で【’ɡuːɡəl】(米)または【’gu:gʌl】(英)と発音し、イントネーションは冒頭の「グ」に置かれる。
一方で日本では長らく、「グーグル」を平たく読む「平板式」の発音が一般ユーザーの中で浸透していた。ところが、近年はニュース報道などにおいて、海外式の冒頭の「グ」にアクセントを置いた「起伏式」の発音が用いられるようになってきている。
グローバルスタンダードなどの観点によって今後も、冒頭の「グ」にアクセントを置く海外的な発音が日本で浸透していくものと考えられる。
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